2016年 4月 4日
ちょっと変な間が空いてしまいましたが、フランス研修の続きをアップします。
サルキーでの研修を終え、次に我々は
モノセム社の担当者、ジャンドリュー氏の送迎のもと、
同社へ向かいました。 クルマで二時間ほどの場所です。
到着したそこには、日本の国旗が掲げられておりました。
我々への歓迎の意、うれしいです。
モノセムのトレーニングルーム兼ショールームには
播種機を中心に、おなじみの青い機械がズラリと並んでいます。
好きな方なら、それだけで楽しめそうです。
過去の作品も並べられていて、ちょっとした博物館みたいでした。
僕のように真空播種機がそもそもどんなものかうまく説明できない初心者や、
おおよそ知り尽くしているであろう先輩方も入り混じる中、トレーニングが始まりました。
向かって左の赤いシャツの方がニコラ氏。端正な好青年でした。
商品説明などをする、トレーナーという立場の方だそうです。
これはモノセムの主力商品、真空播種機のNG Plus 4の説明風景です。
スーツのよく似合う、長身の紳士、ジャンドリュー氏です。 不要な情報ですが握力強いです。
彼は、ものの例えではなく、本当に世界を股に掛けるバリバリのビジネスマンです。
こちらは上と同じくモノセムの播種機で、NCというシリーズの商品の説明風景ですね。
実際にトラクタに機械を付けての実演です。
圃場というわけにはいきませんでしたが、近隣のお客様のトラクタをわざわざ
お借りいただいて、このような場を設けてくださって頭が下がります。
今まで直接手で触れる機会のほぼ無かった真空播種機に実際触れられて、
とても参考になりました!ちなみにこのモデルは
MONOSEM NG Plus 4 です。ご覧の通りの6畦。
エクステンドという、油圧で左右に伸縮するフレームを備えていますので、
道路を走るのに支障が無いくらいに、普段はもうちょっと縮まってます。写真は広がった状態です。
最近は便利になったもので、スマートフォンやタブレットで使える、モノセムのアプリというものが存在します。
タップして、機械を選択→(例えば)肥料を選択→チェーン駆動かギヤボックスか選択→・・・
という具合に入力していくと、機械のセッティングの仕方が分かります。日本語版もあるのがうれしいですね。
こちらはモニタの説明風景ですね。モニタも種類が沢山あります。
例えば数秒間の間種が落ちていない状態になると、警告が鳴るものや、
スピードに連動して、設定された通りに播種されているかを検知してくれたりと、様々です。
そして、写真を撮られなかったのですが、工場も見学させていただきました。
その全てを撮影し、全てを説明したいくらい、律儀で精密な製造工程でした。
機械の特に肝心な部分については、100%テストを行っており、
合格したものだけが市場に出ます。正直、精密な機械というと、日本、ドイツ、スイス・・・
というイメージでしたが、それは偏見であると反省させられました。
サルキーにせよモノセムにせよ、ガチガチに造られていくのを目の当たりにし、感動しました。
約2日間の間、我々は送迎、トレーニング、夕食にと、大変な歓待を受けました。
ジャンドリューさん、ニコラさん、ありがとうございました!